日産自動車について

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最近の自動車業界のトレンドは世界的にも「省エネ技術」と「安全運転支援技術」です。しかし、いずれもまだ発展途上の技術。そのため、各自動車メーカーによって、技術も対応状況もまちまちです。

本サイトでは国内自動車メーカーの基本情報とカーラインナップ、省エネ技術、そして安全運転支援技術を比較してご紹介します。

このページでは日産についてです。

 

日産について

日産自動車の2017年の新車販売台数は393,349台。2018年3月期の売上高は体前年比2%増加の11,951億円でした。車種ではノートe-POWERと新型リーフが好調。国内販売の牽引役となっています。

グローバル販売台数は前年比2.6%増の577万台。特に、米国では159万台を販売し、市場占有率は9.2%に達しました。また、中国市場も好調。前年比12.2%増加の152万台。シェアは5.6%です。エクストレイルとシルフィが人気です。

今後グローバル市場では、発売間もないセレナe-POWERやインフィニティQX50などの販売が見込まれています。

 

 

ここからは各比較項目の概要及び国産車メーカーの動向です。

 

 

各メーカーの比較表

各自動車メーカーの国内新車販売台数および売上高の最新情報をまとめました。新車販売台数2位のニッサンが、1位トヨタの約1/4の販売台数。売上高2位のホンダが、1位トヨタの5.5%の売上高に過ぎないなど、トヨタの圧倒的な強さが目立ちます。

 

 新車販売台数
(2017年度)
売上高
(2017年度)
現行モデル数
総数
現行モデル数
ハイブリッド車
現行モデル数
電気自動車
安全技術装備省エネ技術
1,584,849台
29兆3,795億円40台23台1台トヨタセーフティセンスシリーズ・パラレル・ハイブリッド
393,349台11兆9,512億円20台6台2台プロパイロットe-POWER
378,848台15兆3,611億円21台11台1台Honda SENSINGホンダ・ハイブリッド
170,907台3兆4,740億円15台1台0台i-ACTIVSENSESKYACTIV
103,812台3兆7,572億円21台9台0台デュアルセンサーブレーキサポートハイブリッド
S-エネチャージ
144,143台3兆4,052億円16台0台0台アイサイトe-BOXER
28,067台1兆3,150億円15台2台0台スマートアシストIIIハイブリッド
32,075台2兆1,924億円13台3台(うちPHV1台)1台e-Assistプラグインハイブリッド

※スマホ表示の場合、表が全て表示しない場合があるので、その際は表部分を左右にスライドしてご確認お願いします。
※2018年9月現在のデータとなります。それ以降にご覧の際は詳細は必ず公式サイトでご確認下さい。

 

 

■カーラインナップについて

 

概要

セダンやスポーティカー・コンパクトカー、そしてミニバンやSUVから軽自動車までカーラインアップが豊富で、さまざまなタイプのクルマが揃っているのが、トヨタ・ニッサンそしてホンダといったトップスリーの自動車メーカーです。

特に、トヨタとホンダはハイブリッドカーのラインナップが充実しています。トヨタはアクサやプリウスといったハイブリッド専用車の人気が高いのがポイント。また、ホンダも売れ筋のコンパクトカー・フィットやコンパクトSUVのハイブリッド仕様のラインナップが豊富です。

ニッサンはeパワーを搭載したコンパクトカー・ノートが人気。新車販売ランキングでNo.1の売上を誇ります。また、300万円台というリーズナブルな価格の電気自動車リーフがラインナップしているのも特徴です。

マツダはディーゼルエンジンを搭載したモデルが多いのがポイント。SUVのCX-8やCX-5をはじめ、デミオやアクセラといったコンパクトカーにも採用されています。スバルや三菱は車種は少ないですが、4WD車が数多くラインアップしています。

 

日産の動向

日産自動車のカーラインナップは20車種と、トヨタのほぼ半数。ノートやセレナなどのe-POWER搭載車を含めたハイブリッドカーは6車種と少なめです。

SUVやミニバンに押されて、長らく人気が低かったセダンタイプのクルマが多いのが日産自動車の特徴。ハイエンドモデルのシーマやフーガ、そしてスカイラインやティアナがラインアップしています。シーマは全グレードがハイブリッドカー。フーガ・スカイラインにもハイブリッドモデルが用意されています。SUVやミニバンではなく、オーソドックスなセダンを探している方におすすめのメーカー。また、GT-RやフェアレディZといった歴史あるスポーティカーがラインアップしているのもポイントです。

日産自動車の売れ筋モデルは、eパワーを搭載したノート。2016年登場の現行モデルは発売当初から人気が高く、2018年7月にモデルチェンジしたばかり。2018年8月の新車販売台数ランキングでは首位です。

また、ミドルクラスミニバンのセレナも人気が高いモデル。ライバルのトヨタ・ヴォクシーやホンダ・ステップワゴンを抑えて、ミドルクラスミニバンの中では売上No.1を誇ります。

 

 

その他の国産車メーカーの動向

 

トヨタ

世界No.1の自動車企業トヨタの強みは、なんといってもカーラインナップが豊富な点。日本国内でのラインナップは40車種に及びます。セダンやミニバン・SUVからコンパクト車そして軽自動車とあらゆるジャンルのクルマが揃っています。

しかも、半数近くの車種にハイブリッド車がラインナップしているのが特徴。さらに、燃料電池自動車(FCV)としてはMIRAIがリリースされています。
なお、レクサスブランドではラグジュアリーセダンのLSやSUVのNXをはじめ、9車種がラインナップ。

2018年の8月の新車販売ではトップ10のうち、7車種がトヨタのクルマです。アクア・カローラ・プリウス・ヴィッツが2〜5位を獲得しています。ミニバンのヴォクシーが7位、そしてルーミー8位、クラウンが10位です。アクア・プリウスといったハイブリッド車が上位に食い込んでいるのが印象的。トヨタはハイブリッド車人気の牽引役と言えるでしょう。

また、SUV部門でもトヨタのコンパクトSUVモデルのC-HRがNo.1を獲得。幅広いジャンルのクルマで人気があるメーカーです。

 

ホンダ

ホンダはコンパクトカーやミニバン・SUVそしてセダンとジャンルを問わずラインナップが豊富なのが魅力。また、NSXやシビックTYPE-Rなどの本格スポーツカーや、オープンタイプの軽自動車S660など若者向けのモデルも充実しています。

また、トヨタに次いでハイブリッドモデルのラインナップが多いのも注目のポイント。コンパクトカーのフィットや、ミニバンのオデッセイそしてステップワゴンなど、ファミリーユースで使われることの多いモデルが多いのが特徴です。また、レジェンドやアコードといったセダンはすべてハイブリッド仕様。ただし、軽自動車についてはハイブリッドカーが用意されていないので、スズキとは対照的と言えます。

 

マツダ

マツダ普通自動車の主要車種は、コンパクトカーのデミオ、ハッチバックとセダンタイプがあるアクセラ、そしてセダンとステーションワゴンがあるアテンザ、さらにSUVのCX-3、CX-5、CX-8です。大手の自動車メーカーでありながら、日本で需要が高いミニバンがラインナップしていないのが、他社との大きな違いと言えます。そのかわり、「人馬一体」と評される軽快な運転性能で定評があるロードスターがラインナップしています。

また、ハイブリッドカーがアクセラ4ドアセダンハイブリッドただ1台というのも大きな特徴。省エネ技術については、クリーンディーゼルが主体です。ハイブリッドよりディーゼルが主流の欧州市場を重視していると言えるでしょう。

 

SUBARU

スバルのカーラインアップの特徴は、なんといっても4WDのモデルが多いことです。トヨタと共同で開発したBRZ以外の、すべての普通車から軽自動車まで4WDモデルが用意されています。しかも、数々のカーラリーで好成績をおさめてきたインプレッサWRX・STIをはじめとして高い性能の4WDである点がポイント。雪道や凍結路、そしてぬかるみなど悪路走破性が高いのが大きな魅力です。

また、スバル独自の安全運転支援技術「アイサイト」が多くの車種で、低位グレード車から搭載されているのも特徴です。ハイブリッドカーは2L直噴エンジンにモーターアシストを使用した「e-BOXER」を備えたフォレスターが2018年6月にリリースされたばかり。これまで、スバルにはハイブリッドカーがラインナップしていなかっただけに注目のモデルと言えます。

雪国や寒冷地に住む方、そしてアウトドアアクティビティが好きな方から信頼されている自動車メーカーと言ってよいでしょう。

 

スズキ

スズキの軽自動車は、大きな荷物も積めて便利なワゴンRなどのハイトワゴンをはじめとして、高齢者や子供を乗せ降ろししやすいスライドドアのスペーシアなど、日常的に使いやすいモデルが多いのが特徴です。これらのモデルはコンパクトなボディでも広い居住空間を実現しています。

さらに、4WDモデルも豊富。例えばハスラーやジムニーなどは、道幅が狭いことが多い地方の峠道の積雪期には、大型4WD車より取り回し性に優れ使い勝手が良いというメリットがあります。また、軽自動車のアルトワークスや普通乗用車のスイフトスポーツなどのスポーティカーもラインナップしています。

軽自動車は小排気量だけにもともと低燃費ですが、スズキの軽自動車はハイブリッドを多数取り揃えているのもポイント。軽自動車の省エネ性能をさらに高めたモデルが多いのが魅力です。

 

三菱

三菱自動車の車種構成の特徴はSUVとミニバンが中心なところです。SUVが4車種、ミニバン2車種、コンパクトカー3車種、そして軽自動車4車種となっています。また、4WD車のラインナップが充実している点もポイント。SUVや軽自動車では全車種に4WD車が用意されています。

エコカーについては、電気自動車・ハイブリッド車・プラグインハイブリッドそしてクリーンディゼルがラインナップ。車種数は多くありませんが、売れ筋の「デリカD:5」にはクリーンディーゼルが搭載され、「デリカD:2」はハイブリッド専用車。さらに、人気のSUV「アウトランダー」にはプラグインハイブリッド(PHEV)車が用意されています。

安全面では、SUVでは「パジェロ」を除いた5車種、そしてコンパクトカーや軽自動車では電気自動車「i-MiEV」を除いた全車がサポカーに対応しています。

アウトランダーPHEV/デリカ D:2 カスタム ハイブリッド/デリカ D:2 ハイブリッド

 

ダイハツ

ダイハツの主力は軽自動車で11車種。最も売れ筋のクルマはは人気ハイトワゴンの「ムーブ」シリーズ。1995年に初代モデルが登場以来、2018年3月末で累計生産台数376万台を突破しています。また、最近は後部ドアにスライドドアを採用して、居住性や乗降性を高めた「タント」シリーズもファミリー向けとして人気。さらに、よりコンパクトで女性や高齢者でも運転しやすい「ミラ」シリーズも根強い人気があります。軽自動車としては珍しいオープンカーの「コペン」もラインナップしています。

ダイハツの軽自動車は「コペン」を除いた全車種に4WDが用意されているのがポイント。また、トランスミッションも、変速が滑らかで省エネ性に優れたCVTを、多くのモデルで採用しています。

ダイハツの普通自動車は4車種。人気の主力車種は、2016年にリリースされたハイトワゴンの「トール」です。トヨタ「ルーミー」、そしてスバル「ジャスティ」としてOEM供給。また、コンパクトカー「ブーン」も、「パッソ」としてトヨタにOEM供給されています。

なお、全車種にダイハツの安全技術「スマートアシスト」が搭載されているのも大きなメリットです。

 

 

■省エネ技術について

 

概要

自動車の代表的な省エネ技術としては、ハイブリッドカーがあります。近年はラインアップも豊富で、人気があり定着してきているので、価格もリーズナブルになっています。

ハイブリッドカーは基本的にはエンジンとモーターを搭載しており、運転の状況に合わせて、いずれかの動力によってクルマを駆動します。例えば、低速での運転時はモーターで、高速になるとエンジンで駆動するのが一般的です。

ただし、ニッサンノートに搭載されているeパワーは、エンジンがもっぱら発電のためだけに用いられ、クルマの駆動はモーターの動力でおこなわれるのが特徴です。

家庭のコンセントからでも充電できるハイブリッドカーがプラグインハイブリッドカー(PHVまたはPHEV)。一般のハイブリッドカーに比べて充電池が大容量なので、より電気自動車に近いクルマと言えます。トヨタのプリウスPHVなどは、ルーフに太陽電池を搭載しているので、ソーラーパワーで発電もできます。

 

日産の動向

日産自動車はハイブリッドカー分野においてはトヨタやホンダに遅れをとりましたが、電気自動車(EV)分野では進んでおり、リーフの販売が好調です。リーフは2010年に日米欧で販売開始。電気自動車の分野では、世界トップのシェアと販売台数を誇ります。

電気自動車の特徴は、回転数ゼロの状態からモーターが最大トルクを発生させることが可能な点です。そのため、ギアの切り替えが必要なく、走り出しからスムースな走行ができるのがポイント。またゼロエミッション、つまりCO2排出量ゼロという特性があるので、環境にやさしい自動車と言えます。

日産自動車はこの電気自動車で培ったノウハウを活かして、「e-POWER」を開発。e-POWERはノートやセレナに搭載されています。モーターとエンジンを搭載している点では、トヨタやホンダのハイブリッドと変わりません。しかし、e-POWERのシステムでは、エンジンが発電のためだけに使われ、走行はモーターの駆動力だけでおこなわれるのが特徴です。

 

 

その他の国産車メーカーの動向

 

トヨタ

1997年に世界で初となる量産型ハイブリッド車(HV)プリウスをリリースしたトヨタは、まさにハイブリッド車の先進企業です。トヨタのハイブリッドの特徴はシリーズ・ハイブリッドとパラレル・ハイブリッドを併用している点。

2つのモーターとCVT(無断変速機)で駆動するのがシリーズ・ハイブリッドです。そして、主としてエンジン駆動するのが、パラレル・ハイブリッド方式。低速時はシリーズ・ハイブリッド、高速走行時はパラレル・ハイブリッドといった具合に、走行状況に応じて切り替えるので、モーターとエンジン双方のメリットを最大限に引き出せるのが特徴です。

トヨタが次世代環境車の柱としているのがプラグイン・ハイブリッド(PHV)。ハイブリッド車(HV)と電気自動車(EV)の長所を併せ持っています。プリウスPHVは家庭用コンセントや太陽光からの充電も可能です。バッテリーは大容量のリチウムイオン充電池を採用して、EVとしての走行性能を向上させています。タウンユースではEVとして、長距離ドライブではハイブリッド車として利用できるのがメリットです。

 

ホンダ

トヨタと並んでハイブリッド技術の先進メーカーがホンダです。ホンダのハイブリッドは「パラレル・ハイブリッド」。シンプルな構造なので、軽量でコンパクトなのがメリットです。そのため、ハイブリッドの主役はあくまでもエンジンと考えるのがホンダ流。高効率でバルブ制御に優れたi-VTECエンジンを採用することにより、低速時にはエンジンの気筒を休止させ、モーターのみで走行可能です。

また、高速時はエンジンで走行、急加速の時はモーターによるアシストが働きます。減速時にはエンジンの気筒が休止して、減速エネルギーを回生します。発電効率が向上しているのがポイント。エンジンとモーターパワーのロスが少ないのでスポーティな走りを楽しめるのが、ホンダのハイブリッドの魅力です。

 

マツダ

マツダの省エネ技術の中心は、2012年に登場した高効率で低燃費のクリーンディーゼルの「SKYACTIV-D」。1.5L、1.8L、2.2Lのディーゼルエンジンが用意されています。一般にディーゼルエンジンは、ガソリンエンジンよりも高い圧縮比を使用するため、圧縮温度が高くなります。この状態で燃料が噴射されると、不完全な状態で点火してしまうので燃焼が不均等になってしまいます。その結果、NOx(窒素酸化物)などの有害物質が生じやすくなるのがデメリットです。

マツダのSKYACTIV-Dはディーゼルエンジンでありながら、圧縮比14.0(2.2L)、14.8(1.5L、1.8L)と低いので、このようなことが起こりにくいのが特徴です。2.2LのSKYACTIV-Dディーゼルエンジンを搭載するCX-8は、3列シートの大型SUVでありながら、JC08モード燃費17.6km/hと省エネ性が優れています。

マツダ唯一のハイブリッドモデルがアクセラ4ドアセダンハイブリッド。JC08モード燃費27.0km/hです。排気熱でエンジンの暖機を早める「排気熱回収システム」を搭載して、寒い時期の燃費を向上させています。また、回生ブレーキと油圧ブレーキを協調制御する電子制御ブレーキシステムのハイブリッド専用ブレーキシステムを採用して、ブレーキングが扱いやすいこともポイントです。

 

SUBARU

スバルのハイブリッドシステムは2018年6月にリリースされたフォレスターに搭載された「e-BOXER」。2.0L直噴エンジンをモーターがアシストします。モーターを前輪のエンジン部分に、そしてバッテリーは後輪車軸部上に搭載してあるので、重量バランスが良く低重心なのがポイントです。また、バッテリーは高効率のリチウムイオン充電池を採用。多くのシーンでモーターによる走行が可能です。JC08モード燃費は18.6km/L。

さらに、e-BOXERは走行モードに応じて、モーターアシストを専用でコントロールするのがポイント。たとえば、全車速追従機能付クルーズコントロール作動時に「ECOクルーズコントロール」をオンにすると、モーターアシストと回生ブレーキを活用して省エネに適した追従コントロールをします。

 

スズキ

スズキの主な省エネ技術は「マイルドハイブリッド」。主力車種のワゴンRやスペーシアそしてクロスビーやスイフトなど多彩な車種に採用されている技術です。発電効率に優れ、減速エネルギーを利用して効率よく発電できるISG(モーター機能付発電機)を採用しています。

アイドリングストップ車専用鉛バッテリーと大容量リチウムイオンバッテリーの2つのバッテリーを搭載しているのがポイントです。減速時に発電して2つのバッテリーに充電。低速走行時にはISGによるモーター走行をし、加速時にはモーターがエンジンをアシストします。人気車種ハスラーにも同様の「S-エネチャージ」を搭載しています。

さらに減速時にブレーキを踏んで時速13km/h以下になると、自動的にエンジンが停止になるアイドリングストップ機能も搭載。さらなる低燃費に寄与しています。JC08モード燃費は33.4km/hです。

 

三菱

三菱自動車のプラグインハイブリッドEVシステムの特徴は、フロントとリアにモーターをダブルで搭載した「ツインモーター式4WD」である点です。「アウトランダーPHEV」に搭載されています。

低・中速走行時はモーター駆動による「EV走行モード」。強い加速が必要な時は、エンジンが発電を開始して、モーターとバッテリーに電力を供給する「シリーズ走行モード」に自動で切り替わります。さらに、高速走行時は、効率の良いエンジンで駆動、モーターがアシストする「パラレル走行モード」になるのが特徴です。

また、車内の給電コンセントを利用すれば、パソコンなどの家電品に電力供給も可能。満充電の状態で一般的家庭約1日分の電力を賄えます。

人気ミニバン「デリカD:5」に用意されているのがクリーンディーゼル。世界でも厳しいことで知られる、ポスト新長期規制および欧州Euro6規制に対応しているのが特徴です。低圧縮比化および燃焼制御技術を向上させて、PMやNOxなど有害物質排出量を大幅に軽減。2010年からヨーロッパに出荷しています。日本仕様エンジンは中低速域の扱いやすさを重視して、小型ターボを搭載。低回転域でも高いトルクを発生できるのがメリットです。

 

ダイハツ

ダイハツのエコ技術が、ムーブシリーズなどで採用されている「イーステクノロジー」。ボディやエンジンそして発電制御などを総合的に捉えた省エネ化技術。低燃費でもしっかり走れます。

ムーブのボディはD モノコック構造を採用することで、高剛性ながら軽量ボディを実現。同時に空力特性も向上しているので低燃費につながっています。また、ボディの一部に樹脂パーツを使用して、更なる軽量化を図っているのが特徴です。

ダイハツ独自のエンジン低燃費技術が「i-EGRシステム」です。排気ガスを水冷式クーラーで冷却後、燃焼室に戻して再利用します。熱効率を向上させることに加え、ノッキングを軽減できるのがメリットです。さらに、エンジンの燃焼効率とともにCVTの変速効率を向上させる技術「CVTサーモコントローラー」を搭載。エンジン冷却水とCVTフルードを熱交換させることによって、温度を最適化して燃費を改善しています。

減速エネルギーを利用することにより、バッテリーを集中充電するのが「エコ発電制御」。走行時の充電を抑えるので、エンジンにかかる負荷を低減できる技術です。

なお、1.8Lハイブリッドシステムを搭載する「メビウス」はトヨタ「プリウスα」、また2.5Lハイブリッドカー「アルティス」は「カムリの」ハイブリッド仕様車をトヨタからOEM供給を受けているモデルです。

 

 

■安全運転支援技術について

 

概要

運転時に発生する多様な事態に備えるための安全運転支援技術には、さまざまな種類があります。また、各社が独自にネーミングしているため、わかりにくいのが特徴です。そのため、各社の安全運転支援技術を比較する時は、「サポカー」について理解しておくとよいでしょう。

サポカーは経済産業省や国土交通省などが事故防止対策の一環として推進する「セーフティ・サポートカー」のことで、自動ブレーキを搭載しています。自動ブレーキに加えて、ペダルの踏み間違い事故防止のサポート機能を搭載したクルマが「サポカーS」です。機能の高い順から「サポカーS ワイド」「サポカーS ベーシック+」「サポカーS ベーシック」の3つのタイプがあります。

「サポカーS ベーシック」は「低速自動ブレーキ(対車両)」と「ペダル踏み間違い時加速抑制装置」を搭載。「サポカーS ベーシック+」は「自動ブレーキ(対車両)」と「ペダル踏み間違い時加速抑制装置」を備えています。

「サポカーS ワイド」は最も高機能で、「自動ブレーキ(対歩行者)」「ペダル踏み間違い時加速抑制装置」「車線逸脱警報または車線維持支援装置」そして「先進ライト」を搭載。「先進ライト」はハンドル操作時などに、ヘッドライトの照射範囲を自動で調整する機能です。

 

日産の動向

日産自動車の安全運転支援技術は「プロパイロット」。高速道路における同一車線自動運転技術です。ミニバンクラス世界初としてセレナに搭載されました。アクセル、ブレーキ、そしてステアリングをトータルで自動制御します。高速道路の渋滞時や長時間に渡る巡航走行時にドライバーの負担やストレスを軽減してくれる便利で安全性の高いシステムです。

また、セレナをはじめとして多くのモデルは「サポカーS ワイド」「サポカー」に該当しているのもポイント。対歩行者用自動ブレーキ、ペダル踏み間違い時加速抑制装置、車線逸脱警報などの他に、自動切替型ヘッドライトなどの先進ライトを備えています。

さらに、注目の安全技術がセレナの「移動物検知機能付インテリジェント アラウンドビューモニター」です。クルマの周りの歩行者や自転車などの移動しているものを検知。ブザー警告音とディスプレイ表示でドライバーに注意を促します。

 

 

その他国産車メーカーの動向

 

トヨタ

トヨタの安全運転支援技術が「トヨタセーフティセンス」です。死亡事故の7割を占めると言われる歩行者事故・正面衝突・車線逸脱そして追突などの事故を事前に予防するためのセーフティ技術です。

さまざまなシーンでぶつからないようにする技術が「自動ブレーキ(プリクラッシュセーフティ)」。対歩行者・対車両なら昼夜、そして昼間なら自転車運転者も検知、ぶつかりそうになったら、ブザーとディスプレイで警告した後に自動でブレーキが作動します。単眼カメラとミリ波レーダーで検知するので、雨天時や夜間でも検知能力が高いのがポイント。

 

ホンダ

ホンダ先進の安全運転支援システムが「Honda SENSING」。衝突の危険を予測してブレーキをかけたり、先行車との間に最適な距離を保って走行できるなど多彩な機能を備えています。

「衝突軽減ブレーキ(CMBS)」はミリ波レーダーと単眼カメラを搭載。先行車や歩行者を検知して衝突の可能性がある場合、警告音とモニター表示でドライバーに注意を喚起します。さらに接近すると軽いブレーキングを、衝突のおそれがいっそう高まると強いブレーキングするといった、段階的な対応で衝突を回避する機能です。

「誤発進抑制機能」はドライバーがアクセルペダルを踏み込んだ際の急加速を抑制する機能。発進時や10km/h以下の低速走行時に作動します。ペダルの踏み違いによる事故が多いと言われる高齢者にはうれしい機能です。

「アダプティブ・クルーズ・コントロール(ACC)」は先行車に自動追従走行する安全運転支援システム。
あらかじめ設定した車速で、ミリ波レーダーと単眼カメラが先行車との距離や速度差を検知して、適切な車間距離を維持してくれます。高速道路での長距離ドライブや渋滞時にドライバーの負担を軽減してくれる技術です。

 

マツダ

マツダの安全運転支援技術で注目のポイントは、ハイエンドモデルのCX-8やロードスターをはじめ、コンパクトカーのデミオまで主要車種すべてが「サポカーS・ワイド」に該当している点です。しかも、グレードによって差異がなく、下位グレードモデルにも標準装備されているのは大きなメリットと言えます。

「サポカーS・ワイド」に対応するためのマツダのセーフティー技術の総称が「i-ACTIVSENSE」。「車線逸脱警報システム(LDWS)」は、フロントガラスに設置されたカメラが車線を感知、車線をはみ出しそうになると警告を発します。「アドバンスト・スマート・シティ・ブレーキ・サポート(アドバンストSCBS)」は衝突回避・被害軽減のための自動ブレーキシステム。先行車や歩行者をカメラが捉えて、衝突の可能性がある場合に自動でブレーキングします。対車両は時速4〜80km/h、対歩行者10〜80km/hと幅広いスピードで対応できます。

 

SUBARU

スバルの安全運転支援技術は「アイサイト」と「スマートアシスト」の2タイプ。アイサイトはレガシーやレヴォーグ、そしてフォレスターといった主要車種に搭載されています。一方のスマートアシストはインプレッサ・スポーツやジャスティ、そして軽自動車などで採用されている安全技術です。ほとんどの車種が「サポカーS ワイド」あるいは「サポカーS ベーシック+」に対応しているのがポイント。

アイサイトの主要な機能がツーリングアシストです。、アクセル・ブレーキそしてステアリング操作を自動アシスト。0~約120km/hと幅広いスピードで利用できるのがメリットです。区画線と先行車の両方をモニターするので、さまざまなシーンに対応可能。例えば、道路が混雑して区画線が見えにくい状況下でも、区画線と先行車の情報を組み合わせて、安定したコントロールをおこないます。

 

スズキ

スズキの安全運転支援技術が「スズキ セーフティ サポート」。人やクルマを検知して、衝突回避をはかる機能が「デュアルセンサーブレーキサポート」です。フロントガラスにレーザーレーダーと単眼カメラの2つのセンサーを備えています。レーザーレーダーは近距離や夜間での検知能力に優れ、単眼カメラは人間を認識できるのが特徴です。

前方のクルマや歩行者を認識して、衝突のおそれがあると、ブザーとディスプレイで警告を表示。ドライバーがブレーキを踏むと、ブレーキアシストが作動してブレーキの制動力を高めます。さらに衝突の可能性が高い場合は、自動でブレーキングして衝突回避・被害の軽減をはかります。

ペダルの踏み違いなどによる急発進を回避するのが「誤発進抑制機能」。停車または約10km/h以下の低速走行中に、前方約4m以内の障害物を認識します。アクセルを強く踏むと、エンジン出力を制御して急発進するのを抑制します。ショッピングモールの駐車場などで衝突を回避する安全性の高い技術です。

 

三菱

三菱自動車の予防安全技術は、安全ドライブをサポートする「e-Assist」。電波レーダー・カメラユニット・赤外線レーザーレーダー・超音波センサーなどの装備を備えています。「e-Assist」の主要な機能は以下の通りです。車種によって搭載されている機能が異なるので、注意してくだい。

「衝突被害軽減ブレーキシステム(FCM)」は先行車との距離が急に縮まり衝突の可能性が高まった時に、自動でブレーキがかかり、衝突を回避あるいは被害を軽減します。

「低車速域衝突被害軽減ブレーキシステム(FCM-City)」は約5~30km/hの低速走行時に、先行車との距離が縮まると、自動ブレーキによって衝突を回避、あるいは被害の軽減を図ります。

「車線逸脱警報システム(LDW)」走行中の車線から逸脱しそうになると、ドライバーに警告する機能です。

「レーダークルーズコントロールシステム(ACC)」は先行車との距離を維持しながら走行します。渋滞時や高速道路などでの巡航運転時に、ドライバーの負担を軽減する機能です。

「誤発進抑制機能(前進&後退時)(UMS)」はシフトやペダルの操作ミスによる急発進を抑える機能です。前進時および後退時に作動します。

 

ダイハツ

ダイハツは全車種サポートSに対応、安全性が配慮されているのが大きなポイントです。ダイハツの安全運転支援技術の基本は「スマートアシスト」。「スマートアシスト」の主要な5つの予防安全機能をチェックしてみましょう。

衝突の危険がある時に、警告を発し自動でブレーキングしてくれるのが「衝突回避支援ブレーキ機能」です。世界最小クラスのステレオカメラを搭載しており、小さな軽自動車でも高性能。人やクルマをも認識して、衝突の危険を軽減してくれます。

「誤発進抑制制御機能」は、ブレーキとアクセルを踏み間違えた時に安心のシステム。エンジン出力を制御することで、急な発進を抑えます。前方・後方いずれでも作動します。

車線をはみ出しそうになった時に警報を発してくれるのが「車線逸脱警報機能」です。約60km/hで走行中の際に、ステレオカメラが感知して警報で知らせます。高速道路の巡航運転中などで便利な機能です。

前方約10m以内のクルマが3m以上進んだ時に、自車が止まったままでいると知らせてくれるのが「先行車発進お知らせ機能」。ブザー音とメーター表示で警告します。信号待ちなどで安心です。

25km/h以上の速度で走行中に、対向車の有無に応じてハイビームとロービームを自動で切り替えてくれるのが「オートハイビーム」。視野が確保しにくい夜間の運転で役立つ機能です。

 

 

日産のまとめ

かつてトヨタと良きライバルだった日産自動車。新車販売台数は第2位をキープしていますが、台数は1位トヨタの約1/4と、大きく水をあけられています。しかし、「技術の日産自動車」と言われるだけあって、電気自動車やハイブリッドのe-POWER、そしてプロパイロットなどの先進技術を搭載した魅力のあるクルマがラインナップ。省エネや安全運転支援技術などに関心がある方はぜひチェックしていただきたいメーカーです。

 

日産自動車公式サイト

 

※このページに掲載されいている情報は2018年9月現在のデータとなります。最新の情報は公式サイトでご確認下さい。