ふるさとチョイスについて
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自治体に寄付することで、所得税と住民税の節税ができるほか、銘産品を返礼品としてゲットできる「ふるさと納税」。2015年からは「ふるさと納税ワンストップ特例制度」が出来たことによって、一定条件を満たせば確定申告が不要になり、ますます利用しやすくなって注目されています。
しかし、実施している自治体の数が多くて返礼品も豊富なので、お目当ての品を探すのは容易ではありません。個々の自治体ホームページを一つ一つチェックしていくのは、現実的とは言えないでしょう。
そんな時、便利なのがふるさと納税サイト。中でも「ふるさとチョイス」と「さとふる」は、取り扱う自治体や返礼品のラインナップが充実した人気の2大サイトです。そこで、本記事では「ふるさとチョイス」と「さとふる」の使い勝手を徹底比較。自治体・返礼品カテゴリー別、さらには寄附金額別の検索機能と人気ランキング表示についてまとめました。
このページではふるさとチョイスについて見ていきます。
ふるさとチョイスについて
ふるさとチョイスとは」ふるさと納税をするともらえる返礼品の情報を集めたポータルサイトです。
日本全国の自治体で実施しているふるさと納税の返礼品を比較するのに非常に便利なサイトです。ふるさとチョイスでは納税額と返礼品の内容を確認することができるほか、人気の高い自治体・品物のランキングを確認することもできるようになっています。
ふるさとチョイスでは防災用品以外の電化製品は掲載されていませんが、食品・飲料が充実しているという特徴があります。どの自治体にふるさと納税をするか迷っている方であれば、このサイトを活用して選ぶことができます。このサイトには税金が控除される限度額を確認したり、控除額のシミュレーションを計算する機能も付いています。そのため、効率良く節税するのにとても役立つサイトです。
■会員登録について
ふるさとチョイスは会員に登録することもできます。会員になって住所やクレジットカード情報を登録してサイトにログインすれば、ネットショッピングを楽しむような感覚で手軽にふるさと納税をすることができます。
ふるさとチョイスは掲載されている情報量が豊富で、一部を除いてほぼすべての自治体のふるさと納税を網羅していることで人気を集めています。寄付額ごとに返礼品を比較することができますし、自治体によってはふるさとチョイスのサイト内で納税をする際に資金の使途を指定することも可能です。
お得な返礼品をもらいたい場合には、サイト内のランキング情報を参考にすることができます。トップページにアクセスして「ランキング」をクリックすると、種類ごとに人気が高い自治体の特典品を調べることができます。例えば「カテゴリ別」で「果物」の項目を選択すると、果物部門のランキング1位として2018年7月9日時点では佐賀県上峰町に1万円以上を寄附するともらえる九州産「シャインマスカット」2kg(先行予約)が表示されます。ふるさと納税の返礼品の種類は時期によって違うので、最新の情報を入手するのにこのサイトを活用すると非常に便利です。
■控除額シミュレーションについて
ふるさとチョイスでは便利な税金の控除額シミュレーション機能が付いていて、ログインしなくても簡単に調べることができます。
例えば「かんたんシミュレーション」を選択して「夫婦と子供がいる場合」「年収400万円」を指定して検索をすると、控除される上限額の目安が約25,000円であることが分かります。控除される上限は年収や家族構成によって違うので、ふるさと納税をする前にこのサイトの控除額シミュレーションで確認するようにしましょう。
ここからは比較考察となります。比較項目のチェックポイントは以下の通りとなります。
比較項目のチェックポイントについて
比較項目のチェックポイントは以下の通りとなります。
■返礼品カテゴリー・自治体別検索機能について
ふるさと納税サイトに掲載されている自治体数や返礼品は極めて豊富です。したがって、お目当ての品をストレスなく探せる検索機能はたいへん便利。特に、1年に複数回ふるさと納税をおこなう方にとって、効率的に探せる検索機能は、時短ができる重要な機能です。
2大サイトの返礼品カテゴリー・自治体別検索機能をまとめたので、快適にふるさと納税するためにも、ぜひチェックしてみてください。
■返礼品カテゴリー別ランキング表示について
多彩な返礼品の中から、納得できるお得なモノを選ぶなら人気ランキングを参考にするのが一番の早道。「ふるさとチョイス」と「さとふる」ともに、人気の返礼品・自治体をランキング形式で表示しています。
「ふるさとチョイス」と「さとふる」のランキング表示をチェックしてみましょう。多少の違いはありますが、ふるさと納税ツートップのサイトだけに、いずれも内容が充実して、見やすいのがメリットです。
■寄附金額別検索機能について
ふるさと納税は、1年間に複数の自治体へ複数回寄附できます。そのため、上限金額が10万円という人でも、1万円や2万円と小刻みに寄付して季節ごとの特産品を受け取るといった使い方をすることが少なくありません。実際、人気ランキングでは1万円の返礼品が数多くラインナップしています。
したがって、自分が寄附したい金額別に返礼品を検索できると便利です。さっそく、「ふるさとチョイス」と「さとふる」の寄附金額別の検索機能をチェックしてみましょう。
■寄附金額別ランキング表示
「ふるさとチョイス」「さとふる」ともに、ふるさと納税で人気の返礼品は、寄附金額帯別でもランキング形式で記載されています。
年収や家族構成によって寄附金額が変わってくるので、自分の寄附金額に応じた人気返礼品をチェックできるのは大きなメリットと言えます。それぞれのサイトの寄附金額別ランキング表示の違いを確認してみましょう。
「ふるさとチョイス」と「さとふる」の比較
自治体数 | お礼の品掲載数 | クレジットカード決済 | マイページ機能 | 寄付でもらえるポイントなど | 返礼品のレビュー | 控除上限額シミュレーション機能 | 検索機能(ランキング別) | 検索機能(カテゴリ別) | 検索機能(地域別) | 検索機能(使い道別) | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
![]() | 1,788 | 約180,000 | △(一部の自治体で可) | ○ | 自治体固有のポイント | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
![]() | 394 | 約45,000 | ○ | ○ | 自治体固有のポイント | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | × |
※スマホ表示の場合、表が全て表示しない場合があるので、その際は表部分を左右にスライドしてご確認お願いします。
※2018年10月現在のデータとなります。それ以降にご覧の際は詳細は必ず公式サイトでご確認下さい。
◆返礼品カテゴリー別検索機能について
ふるさと納税No.1サイト「ふるさとチョイス」の契約自治体数は約1,400、返礼品数は約20万超と圧倒的な掲載数を誇ります。一方の「さとふる」の自治体数は412、返礼品数は45,225。それぞれ「ふるさとチョイス」の1/4程度と劣ります。しかし、多い人でも1年に数回ほどしか利用しない「ふるさと納税」において、4万を超える返礼品がラインナップしており充実。それほどのマイナス要因になるとは一概には言えません。
「ふるさとチョイス」の返礼品カテゴリー別掲載数No.1は「雑貨・日用品」の34,921品。食器・ガラス・インテリア製品などが主流です。No.2は「肉」で25,553品、牛肉・豚肉そしてハムソーセージなどが人気。No.3はレトルト缶詰などの「加工品」が19,853品。以下、No.4魚貝類で18,669品、No.5「工芸品・装飾品」17,953品となっています。(注1)
「ふるさとチョイス」の返礼品カテゴリーは22種類。それぞれサブカテゴリーから、さらに絞って検索できます。例えば「肉」カテゴリーなら、「牛肉」「豚肉」といったサブカテゴリーを指定して検索可能です。
「さとふる」の返礼品カテゴリー別掲載数No.3は、No.1「肉」が8,521品。僅差でNo.2「魚介・シーフード」が8,300品、No.3「惣菜・加工品」が7,947品。以下、No.4が「お酒」で4,007品、No.5「果物・フルーツ」3,
840品です。(注2)
「さとふる」の返礼品カテゴリーは19種類。「ふるさとチョイス」同様、サブカテゴリーから、さらに絞って検索できます。一覧画面に、個々の返礼品のレビュー数と5つ星評価が記載されているので、判断しやすいのがメリットです。
両サービスの返礼品カテゴリー別掲載数
1位 | 2位 | 3位 | 4位 | 5位 | |
ふるさとチョイス | 雑貨・日用品 | 肉 | 惣菜・加工品 | 魚介類 | 工芸品・装飾品 |
さとふる | 肉 | 魚介類 | 惣菜・加工品 | お酒 | 果物・フルーツ |
(注1)(注2)ともに2018年10月23日時点の各公式ホームページ情報です。
◆返礼品カテゴリー別ランキング表示について
「ふるさとチョイス」の「お礼の品ランキング」は、「自治体おすすめの品総合」「カテゴリー別」「寄附額別」「検索カテゴリー」の4つのランキングが掲載されています。
「自治体おすすめの品総合」では、自治体がおすすめする返礼品のうちで人気が高い品をTOP12まで表示。ランキング一覧で、返礼品名や写真・そして寄附金額と概要がコンパクトにまとめられており、わかりやすいのがポイントです。
「カテゴリー別」ランキングは「肉」「米・パン」「果物類」などカテゴリごとの人気返礼品を掲載しています。人気がある「エビ・カニ等」が「魚貝類」とは別に表示されているのが親切。直近7日間の「お気に入り登録数」を基準にランキングされています。毎日(1日1回)更新という速報性の高さがポイントです。
「ふるさとチョイス」の「自治体ランキング」は、「総合閲覧数」「地域別閲覧数」「お気に入り登録数」の3つのランキング。
「地域別閲覧数ランキング」は「北海道」〜「九州・沖縄」8つの地域それぞれのトップ3自治体を記載。また、「お気に入り登録数」はお気に入り登録されている件数が多いTOP10を表示しています。
続いて、「さとふる」の「人気のお礼品ランキング」ページをチェックしてみましょう。 まずメインとなるのが、直近の「人気特産品ランキングTOP」。週間および月間の人気アイテムがそれぞれ各ページ30品目紹介されています。
返礼品の写真・そして寄附金額と自治体名などの概要が掲載されています。さらに、レビュー数と5つ星評価があるのがポイント。品数が「ふるさとチョイス」の12に比べて、30と多いので、一覧性で優れています。
また、「肉」「魚介・シーフード」「果物・フルーツ」「惣菜・加工品」「お酒」などの人気が高い5大カテゴリーの人気返礼品が、同一ページに掲載されているのが特徴。
その他にも「地方別の人気ランキング」「過去の人気ランキング」「おすすめ特集」などランキングが豊富。「過去の人気ランキング」は過去3年間の年間ランキングを、「おすすめ特集」は季節に応じた旬の食材などが紹介されています。
「さとふる」は、できるだけページを変えること無く、すばやく閲覧できる様に配慮された閲覧性の高さが魅力です。
◆寄附金額別検索機能について
返礼品を選ぶ際は、まずカテゴリーや自治体あるいは人気ランキングから探すのが基本です。そして、自分が寄附する金額に合ったモノである必要があります。そのため、「ふるさとチョイス」「さとふる」ともに、寄附金額別に返礼品を検索する機能を搭載しています。しかし、2つのサイトでは金額帯が異なっているので、注意が必要です。
「ふるさとチョイス」は1・3・5・10・50・100万円それぞれを上限とした6つの金額帯で検索可能。一方の「さとふる」は3・5・7千円、1・2・3・5・10万円を上限とした金額と10万円超の9つの金額帯があります。
金額帯数は「さとふる」の方が多いのですが、「ふるさとチョイス」では金額帯とは別に金額を指定できるのがメリット。金額の下限と上限を自由に設定して検索できます。ただ、返礼品は1〜5万円といった金額帯が圧倒的に多いので、実際の使い勝手は、2つのサイトであまり変わらないと言えるでしょう。
両サイトともに、「カテゴリー」や「自治体」そして「寄附金額帯」を組み合わせてクロス検索できるのがメリットです。
◆寄附金額別ランキング表示について
「ふるさとチョイス」の寄附額別ランキングでは1万円、3万円、5万円、10万円、50万円、100万円それぞれを上限とした6つの金額帯別ランキングが表示されます。各金額帯1ページあたり4品、3ページまで合計12品が掲載されています。
「さとふる」の寄附額別ランキングは、1万円(7千円以上)、2万円、3万円を上限としたランキングが各ページ7品目掲載されています。金額帯すべてをカバーしているわけではありませんが、返礼品数そして需要が最も多い3つの金額帯を採り上げているのがポイントです。
「さとふる」の「人気特産品ランキングTOP(週間および月間)」は「地域」「カテゴリー」「寄付金額」それぞれを指定してランキング表示できるのが、大きな魅力です。例えば、「1万円の寄附金で手に入る北海道地方の肉」のランキング表示するといった使い方ができます。しかも、「地域」「カテゴリー」はそれぞれ、さらに細分化することが可能。例えば、「1万円の寄附金で手に入る北海道白老町の牛肉」のランキングなどといった条件を絞ったピンポイントなランキング表示できるのがメリット。
欲しいモノの条件がある程度決まっている方には「さとふる」の方が使いやすいと言えるでしょう。